●● 点字名刺で社会貢献 ●●
　
●点字とは


　　視覚障害者（目の見えない人）が指先の触覚で本や新聞などを自由に読み、そして書く事が出来る便利

　な文字。視覚障害者にとってこの「点字」は読み書き自由な文字ですから、図書を読むだけでなく、手紙を

　書いたり、日記をつけたり、メモを作ったり、詩歌や随筆ほかさまざまな文章をつづったりもできます。

　　点字は、縦３点、横２点の六つの点の組み合わせによって構成される表音文字です。 　

　　点字はすべて横書きですので、左から右へ読みます。 　

　　その時の点の番号は、左の一番上を ①の点、その下を②と呼び，右の一番上が④点です。

　　　　　　　　　　　　　　　　●○　　　　●○　　　　●●　　　　●●　　　　○●
　　　　　　　　　　　　　　　　○○　　　　●○　　　　○○　　　　●○　　　　●○
　　　　　　　　　　　　　　　　○○　　　　○○　　　　○○　　　　○○　　　　○○
　　　　　　　　　　　　　　　　　ア　　　　　　イ　　　　　 ウ　　　　　 エ　　　　　　オ
　
●点字名刺の作り方


　(1) 点字を作るには黒く穴のあいた型とスチール製の両端がとがったピンそれに

　　　打ちこみ作業を行うプレス機本体を用意します。

　(2) 点字一覧表の凸面通りにピンを黒い型の穴に入れて行きます。
　　
　(3) 通常点字名刺に記入するのは、
　
　　　　会社名（所属）：あい・あ－る・けあ（株）

　　　　名前 ：福祉　太郎

　　　　電話番号：03-5660-7701
　
　(4) ピンの入った型をプレス機本体に挿入し、その後上型と下型の間に点字を
　　　
　　　打つ名刺をいれハンドルを押す事により点字名刺が出来あがります。

　クリックすると拡大図解をご覧頂けます●
　

 クリックすると拡大図解をご覧頂けます
●福祉施設の仕事
　
　　点字カードプレス機を開発するきっかけは、葛飾区区内の福祉施設より「福祉施設の仕事が少ないの

　で何か新しい仕事の出来る機器を開発してほしいと言う依頼と、見本市の時に視覚障害の方にお渡し

　できる点字入りの名刺が無かった事でした。 おかげさまで現在では、全国で５０ケ所以上の福祉施設で

　作業として取り上げられるようになってきましたが、私達としてはせっかく生まれた新しい仕事（名刺や
　
　封筒に点字を入れる作業）ですので「福祉施設」の仕事としてはやく定着してくれるよう望んでおります。
　
●高齢者の仕事

　　「福祉施設」では、名刺や封筒に点字を入れる作業は出来るのですが、多くの福祉施設では、注文を

　取ってくる営業活動は得意ではないケースが多いようです。であるならば私達は人生の先輩である高齢
　
　の方に営業活動をお願いしてはどうかと考えます。世の中には、定年などで会社を辞められても元気で
　
　何か世の中に役に立つ仕事をしたいと思っている高齢の方は数多くおられると思います。

　　そう言う方に長年培ってきたつながりをフルに活用して点字名刺や封筒の営業に向けていただき、

　結果として本人もその働きに見合う収入を得る事が出来ます。すでに何人かの方は、新しい仕事として

　取り組まれております。ご興味の有る方は、ぜひ あい・あーる・けあ（株）迄御連絡下さい。
　
●学校における点字体験

　　茨城県の伊奈町にある豊小学校では、５年生の学習の一環として、「点字を実際に打つ事を体験しな

　がら障害の有る方への理解を深め、またボランティア活動に対しても関心をもつ」ねらいで点字名刺

　体験授業がおこなわれました。 以下はその時の模様及び授業後の感想です。
　
点字表を見ながらピンを配置する
点字の打ち込み作業
　　授業などで点字名刺体験を取り上げたい場合には、ご連絡頂ければ喜んでご協力いたします。
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